とある森 宿前
男「どうした?ウルガモス」
ウルガモス「ぷひ……」
ウルガモス『……やっぱり、この森は好きじゃねぇな』
男「……もしかしてあの宿が嫌とか?お前が嫌なら野宿でいいけど」
男「地図通りなら明日には町につくし、おまけに野宿は初めてじゃない」
ウルガモス『こんな嫌な感じプンプンしやがる森で野宿するよりは、少なくとも他の人間がいる宿で休んだ方がいいだろ』
男「……その『ぷひぷひ』の言い方は野宿よりは宿派って事だよな」
ウルガモス『ああ』コクン
男(まぁ……俺もここは変な雰囲気の森だと思うし)
男(安全な宿で休んだ方がコイツもずっと気張ってないですむんだよなぁ)
ウルガモス『……もう日が暮れる。人間の世界は手続きだらけだ、早く行ってこいよ。ちぇっくいん、しに』
男「オーケー。今日は宿。部屋取ってくるわ。少しの間ボールの中にいてくれな」
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