ヤグルマの森にて――
ホイーガ「タブンネ姐さんたちって人間に酷い扱いされてんのに、何で毎度毎度律儀に出て行くんスか?」
タブンネ「それはほら、私たちって経験値沢山あげられるみたいだから」
クルミル「にしたってさぁ。僕ならあんだけボコボコにされたら、人間嫌いになっちゃうよ」
ホイーガ「そうっすよ!」
タブンネ「そうかなぁ・・・」
ホイーガ「人間が来たってエモンガの糞ヤロウに任せときゃいいんっスよ! あとここなら猿三兄弟とか」
タブンネ「で、でもトレーナーさんたちは私たちを必要としてるみたいだし・・・」
ホイーガ「ああもう、タブンネ姐さんたちは優しすぎるっスよ!」
クルミル「そうだよ! 人間たちが姐さんたちの事何て呼んでるか知ってる? サンドバッグとか言ってるんだよ!?」
タブンネ「・・・うん、知ってるよ」
ホイーガ「だったら何で?!」
タブンネ「それは――」
タブンネ「それでも私たちは、人間が好きだから」
タブンネ「それでも私たちは、人間が好きだから」
ホイーガ「姐さん・・・」
ビリジオン(ああ、なんと心の優しいポケモンなのでしょう――)
ビリジオン(この心優しいタブンネたちに、幸あらんことを祈ります)
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