【ポケモンGO】アメXLを獲得するためにはポケモンを強化してから博士に送るべき?【分析】

攻略情報

アメXLとポケモン強化の分析

アメXLがほしい場合、ポケモンを強化してから博士に送った方がいいのかな…?と考えたことがある方にとって、大変興味深い分析が確認されています。

下記は、海外トレーナーの分析を日本語意訳でまとめたものです。

参考元 Results after transferring and recording XL candies received for 2620 pokemon and analysis on whether powering to a breakpoint is worth it (yes) : TheSilphRoad

2620匹のポケモンをポケモンレベル別に博士に送ったときに得られたアメXL数の結果表

2620匹のポケモンを博士に送り、ポケモンレベル帯に分けて獲得できたアメXL数を記録しました。

結果は次のとおりです。

ポケモンレベル帯 博士に送った回数 獲得アメXL数 確率 95%信頼区間
1-14 1108 27 2.4% 1.7~3.6
15-19 509 66 13.0% 10.3~16.2
20-22 285 69 24.2% 19.5~29.6
23 67 22 32.8% 22.6~45.0
24-25 162 64 39.5% 32.2~47.4
26-30 388 188 48.5% 43.4~53.5
31-35 101 78 77.2% 67.9~84.5
合計 2620 514 19.6%

これらのポケモンレベル帯を選択したのは、アメXL獲得率がこれらの範囲内で類似しており、要約が容易になったためです。

これらはブレイクポイントを反映していると思いますが、これは単なる仮説であり、完全に分析するにはより多くのデータが必要になります。

ただし、ポケモンレベル14とポケモンレベル15のレート、またはポケモンレベル30とポケモンレベル31のレートの間の信頼区間に重複がないことは注目に値します。

これは、これらのポケモンレベルのペアでのレート差が統計的に有意であることを示しています。

個々のポケモンレベルのサンプルサイズが特に大きくないことを考えると、真のレートに大きな根本的な違いがなければ、ということにはなりますが、差が発生する可能性はほとんどありません。

ブレイクポイント仮説で中心的な疑問点となるのは、ポケモンレベル20~ポケモンレベル25の範囲で何が起こっているかです。

見かけの結果を反映するために1つを分解しましたが、信頼区間はかなり重複しているため、レベルごとに変化があるのか​​、複数のブレイクポイントがあるのか​​、単なる運要素なのか、などを判断するのはかなり困難です。

データのレベルごとの内訳は、ここにあります(Googleドキュメント)。

この分析について、私はポケモンレベルのみを考慮していることに注意してください。アメXL獲得率に影響を与える可能性のある他の要因を考慮していません。(例えば、アメXLを獲得できる可能性が高い進化形ポケモンなど)

博士に送る前にポケモンを次のレベルに強化することは価値があるのか?

以下の分析について、私が記録したレートに完全に基づいていることを強調しておきます。

釣りタイトルのようになっていて申し訳ありませんが、分析は実施するのが面白く、博士に送った時に獲得できるアメXL率とと100対1の変換レートを考えるのに役立つので、投稿します。
とにかく、この件についての憶測が飛び交うのを見たことがあるので、よく考えて対処することが役立つと思いました。

「ほしのすな」のコストが発生するため、全体として価値があるかどうかは、「ほしのすな」をどれだけ評価するかによって異なりますが、アメのコストと獲得したアメXLの概算を計算して、アメに関して価値があるかどうかを純粋に調べています。

「2620匹のポケモンを博士に送り、ポケモンレベル帯に分けて獲得できたアメXL数の記録表(上掲の表)」の「確率」を真のレートとして受け止めた場合の、各ポケモンレベル帯ごとのブレイクポイントを調べてみましょう(「確率」が明らかに「偽」の場合、下記の分析はいずれも成立しません)。

これはまた、①特定のポケモンレベルに強化されたポケモンと②そのポケモンレベルで捕獲されたポケモンについて、①と②を博士に送った場合に違いがなく、上記のデータが実際の値からそれほど離れていないことを前提としています。

ポケモンの強化について、次の場合に価値があります。

次のポケモンレベルで博士に送ったときに予想されるアメXL数 > 元のポケモンレベルで博士に送ったときに予想されるアメXL数+アメ100対1のレートで変換することで得られると予想されるアメXL数

ポケモンレベル14 → ポケモンレベル15への強化

ポケモンレベル14のポケモン1匹をポケモンレベル15に強化するコスト 砂3,200、アメ4
ポケモンレベル14のポケモン100匹をポケモンレベル15に強化するコスト 砂320,000、アメ400
アメ→アメXL変換(1:100) アメXL 4 個
レベル14のポケモン100匹を博士に送ったときに期待されるアメXL数 アメXL 2.4 個
レベル15のポケモン100匹を博士に送ったときに期待されるアメXL数 アメXL 13 個
期待差益 アメXL 6.6 個

この場合は明らかに価値があります。

ポケモンをポケモンレベル14 → 15に強化しないと、100回の「博士に送る」と使用しなかった400個のアメからアメXL 6.4 個が期待されるところ、ポケモンレベル15に強化するとアメXL 13個が期待されます。

運がかなり悪い場合でも、より多くのアメXL数を期待できます。

ポケモンレベル19 → ポケモンレベル20への強化

ポケモンレベル19のポケモン1匹をポケモンレベル20に強化するコスト 砂5,000、アメ4
ポケモンレベル19のポケモン100匹をポケモンレベル20に強化するコスト 砂500,000、アメ400
アメ→アメXL変換(1:100) アメXL 4 個
レベル20のポケモン100匹を博士に送ったときに期待されるアメXL数 アメXL 13 個
レベル15のポケモン100匹を博士に送ったときに期待されるアメXL数 アメXL 24.2 個
期待差益 アメXL 7.2 個

ポケモンレベル14 → 15の強化のとき同様、明らかにそれだけの価値があります。


ポケモンレベル20~ポケモンレベル25の範囲内のブレイクポイントについて多くを語る十分な証拠がないため、この範囲をスキップします。

ポケモンレベル25 → ポケモンレベル26への強化

ポケモンレベル25のポケモン1匹をポケモンレベル26に強化するコスト 砂8,000、アメ6
ポケモンレベル25のポケモン100匹をポケモンレベル26に強化するコスト 砂800,000、アメ600
アメ→アメXL変換(1:100) アメXL 6 個
レベル25のポケモン100匹を博士に送ったときに期待されるアメXL数 アメXL 39.5 個
レベル26のポケモン100匹を博士に送ったときに期待されるアメXL数 アメXL 48.5 個
期待差益 アメXL 3 個

「48.5 > 45.5」なので、レートがほぼ正しいと仮定すると、技術的な観点からは価値があります。

ただし、ここでの期待差益はポケモンレベル14 → 15およびポケモンレベル19 → 20のブレイクポイントよりも小さいため、実際により多くのアメXLを獲得できるかどうかは運に依存します。

実際的な観点からは、このポケモンレベル帯で強化を実行することに、ほとんどの場合、大きな価値があるとは思えません。

ポケモンレベル30 → ポケモンレベル31への強化

ポケモンレベル30のポケモン1匹をポケモンレベル31に強化するコスト 砂10,000、アメ8
ポケモンレベル30のポケモン100匹をポケモンレベル31に強化するコスト 砂1,000,000、アメ800
アメ→アメXL変換(1:100) アメXL 8 個
レベル25のポケモン100匹を博士に送ったときに期待されるアメXL数 アメXL 48.5 個
レベル26のポケモン100匹を博士に送ったときに期待されるアメXL数 アメXL 77.2 個
期待差益 アメXL 20.7 個

このポケモンレベル帯での違いは非常に大きいので、「ほしのすな」に余裕がある場合は、ポケモンを強化することが最善の利益になります。

結論

最初に提示したすべての仮定(重要な仮定)を前提にして、「博士に送る」と「アメ→アメXL変換(100:1)」について純粋にアメ数とアメXL数だけを見つめた期待差益(消費する「ほしのすな」数を考慮しない)を考えるとき、ポケモンを、ブレイクポイントするポケモンレベルに強化することは一般的に価値がありますが、その価値の程度はブレイクポイントによって異なります。

ポケモンレベル30 → 31のブレイクポイントは最も重要な期待差益を提供するポイントですが、ポケモンレベル14 → 15およびポケモンレベル19 → 20もまともな差益を期待できます。

ポケモンレベル25 → 26との違いはかなり小さいので、他の要因を考慮に入れると、本当に本当に必死でない限り、ほとんどの人にとっておそらく価値がありません。(したがって、伝説はほぼ確実に現状のまま転送されるべきです)。

「ポケモンを強化してから博士に送る」ということは、繰り返す必要があるため、上記の結論は上述したブレイクポイント分析とレートがほぼ正しいことに依存しています。

サンプルサイズの大きな調査では、今回の情報とは異なる傾向が明らかになる可能性があるため、「強化してから博士に送る」を実行する前に注意してください。


「ほしのすな」の評価に関する要因は個々のトレーナーとポケモンに大きく依存しているので、私はそれらをトレーナーの判断に任せて、アメXLの期待差益のみに基づいて分析を書きました。

現実的には、ほとんどの人は、ポケモンレベル30のすべてのポケモンをポケモンレベル31に強化してから博士に送るための「ほしのすな」の余裕を持っているわけではありません。

また、すべてのポケモンを最大限に活用することが目標でない限り、すべてのポケモンにアメXLは必要ありません。

特定の状況で分析の結果を利用する価値があるかどうかです。

ポケモンレベル40 → 50に強化するために必要なアメXLを、今回の分析の結果を利用して得ることには、ほぼ間違いなく価値がありませんが、「ほしのすな」コストを追加しても、分析の結果を利用してアメXLを得られる期待値をupする価値があると感じる可能性がある特定の状況があります。

「ほしのすな」に余裕がある場合、レベル48のタスクをクリアするのに最後のアメXL3個~4個が足りない場合、GOバトルリーグで対面の勝敗結果が変化するため、追加の0.5レベルの強化が必要な場合…などが該当します。


今回、博士に送ったポケモンは、どのポケモンも強化を行っていないため、「0.5」レベルについては未調査です。

「0.5」レベルのポケモンの確率についてはわかりませんが、おそらく、端数切り捨て時のポケモンレベルと同じになると思われます。

上掲の結果表では、私が得た確率で類似しているレベルをグループ化しています。

ポケモンレベル1~14のレートは非常に類似しており、それほど増加しているようには見えませんでした(実際、ポケモンレベル10~14の範囲が最も低いレートでしたが、ほぼ確実に運要素が原因でした)。

次に、ポケモンレベル15で大きなジャンプがあり、どのレベルからでも最も多くのデータがあります。

ポケモンレベル30から31への大幅なジャンプもありました。

ポケモンレベル15~30の範囲はより危険で、関係が線形であると信じている人もいますが、ポケモンレベル1~14とポケモンレベル31~35の範囲は、直線的なものではなく、ブレイクポイントパターンに従っているように見えます。

そのため、全体を通してグループごとに整理することにしました。

あなたは、リンクしたテーブルの生データを見て、グループ化が理にかなっているかどうかを判断できます。

いずれにせよ、すべてのレベルのテーブルを1つの投稿に入れるのは扱いにくいため、グループ化して投稿したという点をご理解ください。

リンク先の生データ

Level Pokemon XL Candy Percent Adjusted Margin of Error Lower Upper
1 70 1 1.40% 4.10% 4.60% -0.50% 8.60%
2 71 2 2.80% 5.30% 5.20% 0.10% 10.50%
3 57 2 3.50% 6.60% 6.30% 0.20% 12.90%
4 67 2 3.00% 5.60% 5.50% 0.20% 11.10%
5 74 1 1.40% 3.80% 4.40% -0.50% 8.20%
6 63 3 4.80% 7.50% 6.40% 1.00% 13.90%
7 72 2 2.80% 5.30% 5.10% 0.10% 10.40%
8 138 5 3.60% 4.90% 3.60% 1.30% 8.60%
9 79 1 1.30% 3.60% 4.10% -0.50% 7.70%
10 74 3 4.10% 6.40% 5.50% 0.90% 12.00%
11 80 1 1.30% 3.60% 4.00% -0.50% 7.60%
12 78 1 1.30% 3.70% 4.10% -0.50% 7.80%
13 89 1 1.10% 3.20% 3.70% -0.40% 6.90%
14 96 2 2.10% 4.00% 3.90% 0.10% 7.90%
15 217 30 13.80% 14.50% 4.70% 9.70% 19.20%
16 80 12 15.00% 16.70% 8.10% 8.50% 24.80%
17 68 7 10.30% 12.50% 7.80% 4.70% 20.30%
18 73 6 8.20% 10.40% 7.00% 3.40% 17.30%
19 71 11 15.50% 17.30% 8.70% 8.60% 26.10%
20 140 34 24.30% 25.00% 7.20% 17.80% 32.20%
21 65 15 23.10% 24.60% 10.40% 14.30% 35.00%
22 80 20 25.00% 26.20% 9.60% 16.60% 35.80%
23 67 22 32.80% 33.80% 11.20% 22.60% 45.00%
24 82 32 39.00% 39.50% 10.50% 29.00% 50.10%
25 80 32 40.00% 40.50% 10.70% 29.80% 51.20%
26 77 42 54.50% 54.30% 11.10% 43.30% 65.40%
27 98 47 48.00% 48.00% 9.90% 38.10% 57.90%
28 70 32 45.70% 45.90% 11.60% 34.40% 57.50%
29 70 33 47.10% 47.30% 11.60% 35.70% 58.90%
30 73 34 46.60% 46.80% 11.40% 35.40% 58.10%
31 22 19 86.40% 80.80% 15.50% 65.30% 96.20%
32 24 22 91.70% 85.70% 13.20% 72.50% 98.90%
33 17 12 70.60% 66.70% 20.60% 46.10% 87.20%
34 23 16 69.60% 66.70% 18.10% 48.50% 84.80%
35 15 9 60.00% 57.90% 22.70% 35.20% 80.50%
Total 2620 514

注意点

  • 「博士に送る」で得られるアメXL数にポケモンレベルでの「ブレイクポイント」が存在するかどうかは議論が続いています。「確率が飛躍」するポイントはなく、連続するポケモンレベルごとに線形の確率が設定されている説(ブレイクポイントは存在しない説)も存在します
  • リンクされている生データテーブルを見ると、ポケモン14 → 15へのレートの明確なジャンプを見ることができます。ポケモンレベル19 → 20へのジャンプはそれほど明確ではなく、ポケモンレベル30 → 31へのジャンプもあります。運要素が原因である可能性もありますが、ポケモンレベル14 → 15は確かにきれいに見えます
  • ポケモンレベル30 → 31のブレイクポイントを狙った強化で得られるアメXL期待差益「アメXL 20.7 個」を得るために必要な「ほしのすな」が100万であることから、「アメXL 1 個あたりに『ほしのすな 5万』」のコストをかけるのは馬鹿げている、とする意見もあります。「ほしのすな」の価値に対する評価や、「ほしのすな」コストをかけてでもアメXLを確保したいシチュエーションなどで意見が異なります。
  • シャドウポケモンが登場しているポケモンについては、リトレーンしてから博士に送る作戦も有効です
  • 天候ブーストでポケモンレベルが底上げされる際に、野生でまとまった数を捕獲できるポケモンなのか、なかなかまとまった数を確保することが難しいポケモンなのか、によっても、この分析に基づいて強化を実行する際の価値は異なります
  • 天候ブーストで捕獲した伝説ポケモン(ポケモンレベル25)をポケモンレベル26に強化してから博士に送ることに価値を感じたトレーナーもいます

ポケモンレベルの特定には分度器と個体値厳選ツールが便利

ポケモンレベルと分度器

ポケモンレベルの特定には分度器と個体値厳選ツールが便利です。

ポケモンレベル 度数 1レベル強化に必要なコスト
14 95度 砂3,200 アメ4
19 115度 砂5,000 アメ4
25 135度 砂8,000 アメ6
30 150度 砂10,000 アメ8

特定のポケモンレベルのポケモンを分度器で絞り込んで、個体値厳選ツールで実際のポケモンレベルを調べ、タグ付け機能などで管理すると作業が捗ります。

個体値厳選ツールはこちら

タグ付け機能の使い方、仕様まとめの記事はこちら

アメXL / ふしぎなアメXLとは?ポケモンを更にレベルアップするために必要な新アイテム

アメXLまとめ

アメXL、ふしぎなアメXLについては、こちらの記事でまとめています。

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