ゲーム「ポケットモンスター」では、冒険を進めていく中で多くの町を訪れることになります。
今回は、『ルビー・サファイア』に登場する町の名前の由来を調べました。
ポケモンシリーズの町の名前
ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場する町の名前は、地方ごとに一定の法則に基づいて付けられていることが多いです。
『ルビー・サファイア』の舞台となっているホウエン地方は九州がモチーフになっており、ホウエン地方の形は九州の地図を左に90度回転させた形とほぼ同じになっています。
また、「ホウエン」という名前は、 「豊かな縁がある所」という意味の「豊縁」が由来となっています。
ホウエン地方(豊縁地方)とは、
ポケモンと人、人と人の縁が豊かな場所。
豊かな縁があるところ、として決めました。
縁の大切さと、九州の人をイメージしています。
ホウエン地方の町には一貫した規則性は見られませんが、全体的には色・植物・自然に関する名前が多く付けられています。
ルビー・サファイアに登場する町
ミシロタウン
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どんな色にも 染まらない町 |
モデルは佐賀県伊万里市や長崎県佐世保市。 |
冒険の始まりの町、ミシロタウン。主人公の家とライバルの家、そしてオダマキ博士のポケモン研究所があります。
主人公の性別により、男の子の場合は左が自分の家、女の子の場合は右が自分の家になります。
「ミシロ」という言葉自体は辞書には無く、「真白 (ましろ、まっしろ)」が由来と思われます。物語の始まりでありまだ何色にも染まっていないことを表しているように考えられます。
コトキタウン
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何かが 微かに 始まるところ |
モデルは佐賀県佐賀市。 |
コトキタウンはミシロタウンを北に進んだところにあります。
ポケモンセンターやフレンドリィショップがある最初の町で、冒険の準備を整えられます。ミシロタウンから近く、オダマキ博士やその子どもがよくフィールドワークに訪れています。
色の名前の1つ「鴇色 (ときいろ)」や「古 」「時」という漢字が由来と思われます。
トウカシティ
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自然と 人が 触れ合う 街 |
モデルは佐賀県唐津市。 |
トウカシティは、コトキタウンを西に進んだ先にあります。
主人公の父親・センリがジムリーダーを務めるトウカジムがありますが、ここに挑戦できるのはジムバッジを4つ集めてからになります。ちなみに専門はノーマルタイプ。
「橙花 (とうか)」が名前の由来と考えられ、この町の建物の屋根はだいだい色で統一されています。
カナズミシティ
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自然と 科学の 融合を 追及する 街 |
モデルは福岡県福岡市や北九州市。 |
カナズミシティは、トウカシティから北西に進み「トウカのもり」を抜けて、さらに北に進んだところにあります。
ホウエン地方西端にある大都市で、大企業「デボンコーポレーション」の本社や、ポケモンについて学べる「トレーナーズスクール」などがあります。
「金」や「消炭色 (けしずみいろ)」が名前の由来と思われます。
カナズミシティでは、いわタイプのポケモンを使うジムリーダー、ツツジと戦うことができます。
ムロタウン
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青い海に 浮かぶ 小さな島 |
モデルは長崎県対馬。 |
ムロタウンは、ホウエン地方の南西の島にある町です。島の北西部には「いしのどうくつ」があり、珍しい鉱石が落ちていることがあります。
ネズという植物の別名の「榁 (むろ)」が名前の由来と思われます。
ムロタウンでは、かくとうタイプのポケモンを使うジムリーダー、トウキと戦うことができます。
カイナシティ
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ヒトと ポケモンが 行き交う 港 |
モデルは長崎県長崎市。 |
カイナシティはホウエン地方南部の海に面した港町です。
「ポケモンコンテストかいじょう」や「クスノキぞうせんじょ」、「うみのかがくはくぶつかん」などの施設があり、バザーも行われるなど、活気のある町です。
「海」や「灰」が名前の由来と思われ、港や造船業のイメージに合うような名前になっています。
キンセツシティ
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明るく 輝く 楽しい 街 |
モデルは熊本県熊本市。 |
キンセツシティはホウエン地方の中央に位置し、四方に道路が伸びる都市です。『オメガルビー・アルファサファイア』では町の様子が大きく変わっており、都市全体が1つのビルのようになっています。
すみれ色を表す「菫 (きん)」が名前の由来と思われます。
キンセツシティでは、でんきタイプのポケモンを使うジムリーダー、テッセンと戦うことができます。
シダケタウン
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草の匂いの 風吹く 高原 |
モデルは熊本県菊池市。 |
シダケタウンはキンセツシティの西に位置する町です。
風向きの関係で火山灰が飛んでこないため空気が澄んでおり、体が弱い人が療養する場所としても適しています。
「芝」や「竹」が名前の由来と考えられます。
フエンタウン
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ポケセン 温泉 よいところ |
モデルは熊本県阿蘇市や大分県竹田市。 |
フエンタウンはキンセツシティの北西に位置し、「えんとつやま」のふもとにある温泉地で、町の中に砂風呂や温泉があります。
坂を上ってくる道はなく、フエンタウンに行くためには「えんとつやま」から下る必要があります。
温泉、釜風呂のイメージから「釜 (ふ)」、それに「炎 (えん)」「煙 (えん)」を合わせたものがフエンタウンの由来と思われます。
また、フエンタウンでは、ほのおタイプのポケモンを使うジムリーダー、アスナと戦うことができます。
ハジツゲタウン
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小さな畑が ある 農村 |
モデルは大分県大分市。 |
ハジツゲタウンはホウエン地方の北西部に位置し、「えんとつやま」からの火山灰がよく降る町です。
隕石が多い土地でもあり、研究所も建てられています。
くすんだ黄茶色を表す「櫨色 (はじいろ)」と、植物の「ツゲ」が名前の由来と考えられます。
ヒワマキシティ
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木の上で 自然と たわむれる町 |
モデルは宮崎県日向市。 |
ヒワマキシティはキンセツシティの北東、豪雨地帯を北に進んだ先にある町です。
木が町中に生い茂っており、住民は樹上のツリーハウスで暮らしています。
黄色っぽい黄緑色を表す「鶸色 (ひわいろ)」と、植物の「槇 (マキ)」を合わせたものが名前の由来と思われます。
ヒワマキシティでは、ひこうタイプのポケモンを使うジムリーダー、ナギと戦うことができます。
ミナモシティ
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陸地の最果て 海の始まり |
モデルは鹿児島県鹿屋市。 |
ホウエン地方東部の海に面した町で、「ミナモデパート」や「ミナモびじゅつかん」など多くの施設があります。
「ふねのりば」では「タイドリップごう」に乗ることができ、カイナシティと行き来できるほか、各種チケットを持っていると様々な場所へ行けるようになります。
「水面 (みなも)」が名前の由来と考えられます。
トクサネシティ
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「ポケモンを 大切に!」が 合言葉 |
モデルは鹿児島県種子島。 |
トクサネシティはホウエン地方の東端の島にある町で、「トクサネうちゅうセンター」が置かれています。
緑色に黒みを帯びた「木賊色 (とくさいろ)」が名前の由来と考えられます。
トクサネシティでは、エスパータイプのポケモンを使う双子のジムリーダー、フウとランとダブルバトルで戦うことができます。
左(男の子)がフウ、右(女の子)がラン。
ルネシティ
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歴史が眠る 神秘の街 |
モデルは鹿児島県屋久島。 |
ルネシティはホウエン地方の東の海に位置する、白い岩でできた島の内側に作られた町で、入口が海底にあるため「ダイビング」を使わないと入ることができません。
超古代ポケモンが眠る遺跡「めざめのほこら」があり、『ルビー』ではグラードン、『サファイア』ではカイオーガと出会うことになります。
紫みを帯びた濃い青の「瑠璃色 (るりいろ)」と、茶みがかった黒色「涅色 (ねいろ)」が名前の由来と考えられます。
ルネシティでは、みずタイプのポケモンを使うジムリーダー、ミクリと戦うことができます。(『エメラルド』ではアダン)
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キナギタウン
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朝日が 水辺を 照らす町 |
モデルは鹿児島県甑島列島。 |
ホウエン地方の南部の海上にある町で、珊瑚礁と桟橋で構成されています。
東部にある民家には毎日「マボロシじま」を探して海を眺めているおじいさんがいます。
「黄 (き)」または「金 (きん)」と「凪 (なぎ)」を合わせたものが名前の由来と思われます。
サイユウシティ
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花と 海と ポケモンの楽園 |
モデルは沖縄県那覇市。 |
ホウエン地方最東端の島にあり、南部のポケモンセンターと北部のポケモンリーグがチャンピオンロードで遮られています。
漢字の「彩 (さい)」、「悠・遊 (ゆう)」が名前の由来と考えられ、花畑のあざやかさとゆったりした雰囲気を感じさせる名前となっています。
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