本拠地、ガラル地方で迎えたレート戦
ガブリアスがまさかの復活、ランドロスもさりげなく復活し大荒れだった
Switchの液晶画面に響くプレイヤーのため息、どこからか聞こえる「やっぱりフライゴミだな」の声
無言で帰り始める選手達の中、ホウエン地方ドラゴンタイプ代表のフライゴンは独りボールの中で泣いていた
ガブリアス無きガラルで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる手持ちポケモン・・・
それを今のガラルで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「もう(種族値テコ入れしか)ないじゃん…」フライゴンは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、フライゴンははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいボールの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、ボックスに封印だな」フライゴンは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、フライゴンはふと気付いた
「あれ・・・?ボックス送りされてない・・・?」
ボールから飛び出したフライゴンが目にしたのは、レートを埋めつくさんばかりのトレーナーだった
千切れそうなほどにSwitchのボタンが押され、地鳴りのようにボタンを押す音が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするフライゴンの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「フライゴン、ダブルバトルだ、早く行くぞ」声の方に振り返ったフライゴンは目を疑った
「ク、クリムガン?」 「なんだフライゴン、居眠りでもしてたのか?」
「に、にらみつけるコーチ?」 「なんだ内川、かってににらみつけるさんをファイヤー扱いしやがって」
「エ、エネコロロ・・・」 フライゴンは半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:アゲハント 2番:エネコロロ 3番:クリムガン 4番:フライゴン 5番:にらみつける 6番:ブースター 7番:オニドリル 8番:メガニウム 9番:ラブカス
暫時、唖然としていたフライゴンだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「こんなメンバーじゃ勝てねぇんだよ!」
デリバードから受け取ったタスキをビリビリにやぶき、その場に泣き崩れるフライゴン、その目に光る涙は嬉しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ボックスで冷たくなっているフライゴンが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き
ガブリアスがまさかの復活、ランドロスもさりげなく復活し大荒れだった
Switchの液晶画面に響くプレイヤーのため息、どこからか聞こえる「やっぱりフライゴミだな」の声
無言で帰り始める選手達の中、ホウエン地方ドラゴンタイプ代表のフライゴンは独りボールの中で泣いていた
ガブリアス無きガラルで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる手持ちポケモン・・・
それを今のガラルで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「もう(種族値テコ入れしか)ないじゃん…」フライゴンは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、フライゴンははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいボールの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、ボックスに封印だな」フライゴンは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、フライゴンはふと気付いた
「あれ・・・?ボックス送りされてない・・・?」
ボールから飛び出したフライゴンが目にしたのは、レートを埋めつくさんばかりのトレーナーだった
千切れそうなほどにSwitchのボタンが押され、地鳴りのようにボタンを押す音が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするフライゴンの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「フライゴン、ダブルバトルだ、早く行くぞ」声の方に振り返ったフライゴンは目を疑った
「ク、クリムガン?」 「なんだフライゴン、居眠りでもしてたのか?」
「に、にらみつけるコーチ?」 「なんだ内川、かってににらみつけるさんをファイヤー扱いしやがって」
「エ、エネコロロ・・・」 フライゴンは半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:アゲハント 2番:エネコロロ 3番:クリムガン 4番:フライゴン 5番:にらみつける 6番:ブースター 7番:オニドリル 8番:メガニウム 9番:ラブカス
暫時、唖然としていたフライゴンだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「こんなメンバーじゃ勝てねぇんだよ!」
デリバードから受け取ったタスキをビリビリにやぶき、その場に泣き崩れるフライゴン、その目に光る涙は嬉しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ボックスで冷たくなっているフライゴンが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き
2:00:28:25 Zez
スタッフが美味しくいただきました