「ブレイクポイント計算ツール」がリニューアル!
ポケマピの「ブレイクポイント計算ツール」がリニューアルしました!
アップデート内容はこちらです。
- ダメージにチェックを入れた時、バトルの結果がどう変わるかを検証する「バトル比較検証」ボタンを追加
- 特化能力などを自動的に計算できる、個体値の最適化ボタンを追加
- 「すべてチェック」「すべてチェックを外す」ボタンを追加
- 個体値リストで「降順」「昇順」ソートが出来るようになった
- 一覧に個体値を表示するようになった
- リーグ別の人気ポケモンを呼び出せるようになった
- 敵ポケモンの編集時、「上行に追加」ボタンを追加できるようになった。(同種の別個体ポケモンをまとめたい時にご活用頂けます)
- 「与ダメ有効率/被ダメ有効率」を表示出来るようになった
こちらの記事では、
について、ご紹介していきます。
妥協厳選での使い方、手順はこちら
は、こちらの記事でご紹介しています。
ブレイクポイント計算ツールの使い方
「ブレイクポイント計算ツール」の詳しい使い方については、ツールページにある「使い方」をご確認ください。
特殊厳選手順
【特殊厳選手順】
(2)ポケモンを選択(例:ギラティナ(アナザー)。人気から選択できる)
(3)わざを選択(例:りゅうのいぶき)
(4)ここまでを設定すると、「総合1位(理想個体値1位)」の個体値が標準で自動選択される。
↓
ギラティナの総合1位は、攻撃を「1」にする必要があり、交換ありきの難度の高い設定となるため、今回は例としてレイドで入手できる「攻撃10-防御15-HP15」で設定を行います。
- こうげき→「10」
- ぼうぎょ→「15」
- HP→「15」
に設定をお願いします。
対策したい敵ポケモンへの与ダメージ、被ダメージを調整してみる
敵ポケモンは、選択したリーグの総合採用率の高い順(=人気順)に並んでいるので、上位に表示される敵ポケモンに対して、
- 与ダメージが「1」以上大きくなる
- 被ダメージが「1」以上小さくなる
設定を施します。
ブレイクするように調整した結果、
という結果を生み出すことがあります。
ブレイクポイント計算ツールでは、ツール内で「バトル比較検証(=「9マス勝敗表」を2枚同時に比較検討できる機能)」を利用できます。
シールド0枚同士~シールド2枚同士の9つのパターンにおいて、対面の有利、不利を視覚的、直感的に確認にできて便利です(「赤が増えた!」「どちらも変わらないな」など)。
具体例
ギラティナ | ラグラージ |
下記の具体的な例を参考に、実際にお試しになりながら読み進めてみてください。
例:「りゅうのいぶき」ギラティナvs「マッドショット」ラグラージ
与ダメージの設定
設定前 | 設定後 |
- ラグラージの個体値を「総合1位」(=個体値最大4096通りの中から『合計ステータス』が一番高くなる個体値)に設定する。
→デフォルトは「総合1位」となっているため、今回の例では変更箇所はありません。
→ラグラージの総合1位は、「攻撃0-防御14-HP13」です。 - ギラティナ(アナザー)からラグラージへの「与ダメージ」を「3」から「4」に変更する。
→「4」に赤いチェックが入ります。
→「1233件ヒット(上記個体と不一致)」と表示されます。
→「自ポケモン」と「敵ポケモン」の欄に「バトル比較検証」のボタンが生成されます。
※敵ポケモンが「防御1位」の場合、与ダメージのブレイクが発生しなくなる場合があります。
※「与ダメージ」のブレイクを調べる際は、敵ポケモンの防御値の幅を想定して調整することもできます。
例えば、入手機会が多く与えられた人気ポケモンであれば、多くのトレーナーが「総合1位」に近い厳選に成功していると仮定して、その場合は、「防御1位」ではなく、「防御 1位/100位」で設定する、などです。ただし、この場合は「防御 1位/100位」以下の敵ポケモンが登場し、かつ、防御値が想定より高い場合に「実戦で、与ダメージがブレイクしない」という場合も出てきます。
被ダメージの設定
詳細設定画面 | 設定後 |
被ダメージの設定を行います。
- ラグラージをタップして、詳細設定画面を開きます。右下の青いボタン「上行に追加」をタップします。そうすると、ラグラージが上行に追加されます。
- 追加されたラグラージをタップして、詳細画面を開きます。
- ラグラージの個体値を「攻撃1位」(=個体値最大4096通りの中から『攻撃値』が一番高くなる個体値。攻撃1位からの被ダメージが抑えられている場合、登場した敵ポケモンがどの個体値であろうと被ダメージが抑えられる)に設定する。
→特化能力:「攻撃」を選択
→ランク:「1位」を選択
→「能力最適化」ボタンをタップ(個体値バーが変動する)
→緑色の「更新する」ボタンをタップ - ラグラージの個体値が「攻撃1位(=攻撃15-防御0-HP 2)」に設定されます。
→すると、被ダメージは「3」のみとなります。つまり、防御側(被ダメ)側ではブレイクラインが発生しないことが分かります。
※「攻撃1位」でブレイクを調べることが一番手堅いですが、敵ポケモンが「攻撃1位」の場合、与ダメージがそもそも「1」高い状態で高止まりするケースもあります。
※また、トレーナーバトルでは「HP+防御値が高いこと」が重視される傾向にあるため、「攻撃1位」のポケモンを想定することは過剰な想定になる場合があります。
※「被ダメージ」のブレイクを調べる際は、敵ポケモンの攻撃値の幅を想定して調整することもできます。
例えば、入手機会が多く与えられた人気ポケモンであれば、多くのトレーナーが「総合1位」に近い厳選に成功していると仮定して、その場合は、「攻撃1位」ではなく、「攻撃 1位/100位」で設定する、などです。ただし、この場合は「攻撃 1位/100位」以下の敵ポケモンが登場し、かつ、攻撃値が想定より高い場合に「実戦で、敵ポケモンからの被ダメージが想定よりも大きくなってしまう」という場合も出てきます。
バトル比較検証
バトル比較検証ボタンをタップ | 比較用9マス勝敗表 |
- ギラティナ(アナザー)とラグラージ(総合1位)の間に生成された、「バトル比較検証」のボタンをタップ
→「9マス勝敗表」が上下に2枚、表示されます。
→【自身の個体】が、記事の冒頭でご設定いただいた、「ギラティナ(アナザー)(10-15-15)」の個体値です。
→【チェック個体1位】が、現在チェック中の「総合1位のラグラージに対して、『りゅうのいぶき』の与ダメージが『4』になるギラティナ」の個体値1233件の1位(12-15-10)の個体値です。
比較用9マス勝敗表 |
上下の「9マス勝敗表」を比較検証してみましょう。
一目して、下側の表が「赤いマス」(=ギラティナ(アナザー)がラグラージに勝つ結果)が増えていることがわかります。
そして、「シールド0枚同士」のマスはより赤くなっています(=より有利に戦える)。
ブレイク個体のギラティナ(アナザー)は、
- 「ラグラージにノーシールドでより有利に勝てる」
- 「相手がシールドを使用した場合、同数のシールドを使えば勝てる」
かつ、
というシミュレーション結果になることがわかります。
仮にラグラージが「ハイドロカノン」でブラフを打ってきても、勝つのははギラティナ(アナザー)で揺るぎません。
ギラティナ(アナザー)ブレイク個体|ロッドさんの解説
この「ラグラージにノーシールドで勝てる」というギラティナ(アナザー)のブレイク個体は、実戦でも大活躍します。
ロッドさんのパーティをご紹介する記事内の「ギラティナ(アナザー)」の項目にて、通常ハイパーリーグで「りゅうのいぶき」ギラティナ(アナザー)が、ラグラージに「ノーシールドで勝てる」というブレイク個体について、ロッドさん(@2416RODPOKEMON)が解説されています。
その他、トレーナーバトルに興味のある方は必見の内容となっています。まだの方は、ぜひ、ご一読ください。
▼ GOバトルリーグ初心者必見!GBLシーズン2ランク10世界最速達成のロッドさんパーティをご紹介!
ギラティナ(アナザー)の項目引用
ギラティナ
ギラティナは、ラグラージに対して、「りゅうのいぶき」の与ダメージが「+1」となる個体を使っています。
それがオススメです。レイド産でゲット出来ます。
めっちゃ厳選してこのギラティナに行き着いた、というわけではなくて、たまたま、このギラティナしかなかった、ということなんですが。笑
このギラティナはアーマードミュウツーに対しても「りゅうのいぶき」の与ダメージが「+1」となります。
使っているギラティナは、「ブレークの1位よりも、防御個体値が1低い個体」で、ブレークの順位としては結構下の方だけれど、防御が1位とそんなに変わらないしな、と思って使っています。
このギラティナは、「ラグラージにノーシールドで勝てる」(りゅうのいぶきで+4のダメージを与えて、ラグラージの地震を1発食らうものの、2発目を食らう前にりゅうのいぶきでラグラージを落としてしまう)というギラティナで、ラグラージの地震が2発間に合いません。
相手ラグラージは、2発目はハイドロカノンしか間に合わないため、相手側に「2発目の地震を当てたいなら、こちらのドラゴンクローにシールドを張らなければならないが、どうする?」という選択を迫ることができます。
こちらとしては、相手のラグラージが「地震orハイドロカノン?」の選択を迫ってきたとしても、ブラフにシールドを張るという必要が無く、最悪、相手ラグラージの打った地震で対面を取られたとしても「シールドアドバンテージ」を確保できます。
相手がラグラージの場合、何も考えずに「りゅうのいぶき+ドラゴンクロー」で攻めていれば良く、仮に相手にうまいこと対面を取られたとしても、「シールドアドバンテージ」を確保しながら、相手ラグラージを起点にすればOKです。
CP制限のあるリーグでの、与ダメージと被ダメージのブレイクについて
ブレイクポイント計算ツールにおいて、「敵ポケモン」の個体値は「総合1位(=理想個体値1位)」に設定されています。
CP制限の無い「マスターリーグ」では、「個体値100%+がんばリボン付き」が攻撃値、防御値ともに最大値になりますが、CP制限のある「スーパーリーグ」や「ハイパーリーグ」などでは攻撃値と防御値は、設定した個体値によって変化します。
「総合1位」の個体値は、防御寄りの個体値であることが多く、「総合1位」の個体値に対して与ダメージをブレイクさせることができた場合、設定した与ダメージの有効率は95%~100%ほどになります。(最大4096通りの個体値を分母とする)
そのため、敵ポケモンの「総合1位」個体値に与ダメージがブレイクしている場合、「ほぼほぼ」ブレイクは有効であると言えます。
対して、「総合1位」の個体値は、攻撃値の低い個体であることが多いため、それにより、設定した被ダメージの有効率は極めて低いものとなります。
そのため、敵ポケモンの「総合1位」個体値からの被ダメージを抑える設定をしたとしても、「ほぼほぼ」無効となる点、ご注意ください。
与ダメージ、被ダメージともに、「敵ポケモンの防御1位に対しての与ダメージブレイク」「敵ポケモンの攻撃1位に対しての被ダメージを抑える」という設定は有効率が100%ですが、それ以外の場合は有効率が変化します。
※敵ポケモンに「攻撃」寄りの個体値を設定する場合、調べたい敵ポケモンの行を増やすと便利です。増やしたいポケモンをタップして、表示される詳細画面の右下にある青いボタン「上行に追加」をタップすると、ポケモンが上行に追加されます。
「総合1位」の個体値と比較して、与ダメージ、被ダメージがブレイクする個体の調べ方の基本は以上です。
手持ちのギラティナ(アナザー)が、設定したブレイク個体と一致するかを調べる方法
表示されている「1233件ヒット(上記個体と不一致)」の個体値の中に、手持ちのギラティナ(アナザー)の個体値で一致するものがいるかを調べる方法をご紹介します。
ブレイクポイント計算ツールの上部の「こうげき」「ぼうぎょ」「HP」の個体値バーを、手持ちのギラティナ(アナザー)の個体値になるように数字を合わせてみてください。
「1233件ヒット(上記個体と不一致)」と表示されている場合は、赤いチェックのどこかがズレてしまっています。
赤いチェックの位置が一致する個体値の場合は、「1233件ヒット(上記個体と一致)」と表示されます。
バトル比較検証用に個体値バーを「総合1位(=理想個体値1位)」に戻す方法
強さを比較検証する際に、比較対象を「総合1位(=理想個体値1位)」にするためにはブレイクポイント計算ツールの上部個体値バーが「総合1位(=理想個体値1位)」の個体値になっている必要があります。
バトル比較検証用に個体値バーを「総合1位(=理想個体値1位)」に戻す方法は、個体値バーの「詳細設定」から
- 特化能力→「総合」
- ランク→「1位」
に設定して、「能力最適化」ボタンをタップします。
まとめ
ブレイクポイント計算ツールで「特殊厳選」する場合の使い方例をご紹介しました。
ぜひ、さまざまな自ポケモンの活躍の可能性の探求に、ブレイクポイント計算ツールをご活用ください。
「対面早見表」で、対戦結果が青く表示されている対面が、ブレイクによって「勝つ」または「不利が軽減する」という箇所を見つけたり、実戦でよく対戦することになる敵ポケモンへの対策の一環としてブレイクポイント計算ツールが便利です。