こちらの記事では、「黒板」こと、ナイアンティックのストライク1警告の発動期間中のプレイ環境はどうなるのか?についてご紹介していきます。
実際のプレイ制限もご紹介していきますので、ぜひご確認ください。
【動画】もし、あなたが黒板を受け取ったらどうなるのか|ストライク1警告期間中のプレイ制限まとめ
ストライク警告の発生
今回は、2021年7月28日(水)にストライク1警告を受けたというトレーナーに情報提供をいただいております。
2021年7月27日(火)に、ナイアンティックは「一部のトレーナーのアカウント処分に誤りがあった」ことを認め、取り消し作業を進めると発表していますが、今回、情報提供してくださったトレーナーをはじめ、翌日の2021年7月28日(水)以降も全世界的に「ストライク警告」が発生し続けています。
そして、2021年8月5日(木)午前4時54分ごろ、ナイアンティックサポートが次の内容を投稿しました。
誤ってアカウントの処罰を受けたトレーナーのストライク削除、お詫びとして、対象のトレーナーはショップで無料のイベントボックスを受け取ることができる
対象トレーナーには、画像の内容でお詫びボックスが届いているようです。
画像出典 Reddit
今回のストライク警告に対して、ナイアンティックが発表したのは、2021年7月27日の「誤ってアカウントの処罰を受けた一部のトレーナーの方のストライクを取り消す作業を行っている」ということと、先ほどご紹介した2021年8月5日の「作業完了報告とお詫びボックスの配信」の2点だけ。
ナイアンティックが何を考えているのかについての発表は行われていないため不明ですが、「誤ったアカウント処分」を実行する自動プログラムがそのまま動き続けているのではないか?と問題視されています。
今回、情報提供をいただいたトレーナーの方も、なぜ自分がストライク警告を受けなければならないのか、心当たりはなく、即日、ナイアンティックに処分取り消しについて問い合わせをしたそうです。
そして、その後、ナイアンティックからはまったく応答が無い、とのことです。
結果として、ストライク警告を受けてから7日目にあたる2021年8月4日(水)にストライク警告は解除されたとのことですが、7日間に渡って放置が続いた上、テンプレ対応すらも無かったとのことです。
ストライク1警告は通常7日間継続するため、この状態では、誤BANを認めて解除したのか、
通常の警告期間が経過したため解除されたのかが判断できません。
ストライク1についての公式発表の内容
実際の状況の確認の前に、ストライク1についての公式発表を確認しましょう。
「Niantic サポート」には、「不正行為に関する 3 ストライクポリシー」について掲載されています。
「ストライク 1 : 警告」の項目には次の内容が書かれています。
この警告は通常 7 日間続き、この期間後、アカウントはもとの状態に戻ります。
警告期間中は、特別なポケモンや、珍しいポケモンに出会う機会が減り、「ちかくにいるポケモン」も表示されない
新しい EX レイドの招待状を受け取ることができなくなる、というように、プレイが制限されることもあります。
では、実際のプレイ制限について確認していきましょう。
プレイ項目ごとに、どのような状況になるのか、ひとつひとつ、確認していきましょう。
ご紹介する内容は、2021年8月3日に確認されたものです。
実際のプレイ制限について、項目ごとに確認
起動するたびに【黒板】が表示されます。起動後、1回表示された後はプレイ中には表示されません。
しかしながら、検証にご協力をいただいたトレーナーの方から、
「毎回、黒板を見るのはつらいです」とコメントをいただいています。
【野生ポケモン】は出現しなくなります。
「今日の1匹」だけは出現しますが、野生ポケモンが一切、出現しなくなります。
ポリシーには、警告期間中は、特別なポケモンや、珍しいポケモンに出会う機会が減り、「ちかくにいるポケモン」も表示されないと書かれているので、特別なポケモンや珍しいポケモンだけが出現しなくなるのかと思いきや、「ちかくにいるポケモン」の画面上には何も表示されず、マップ上に野生ポケモンは1匹も出現しなくなる、という制限がかかります。
【レイドバトル】は実行できます。
近接、遠隔ともに参加可能で、ホストとしてフレンドをレイドに招待することも可能です。
色違いゲットも可能、高個体値ゲットも可能です。
色違いペナルティ、高個体ペナルティのようなものは存在しないようです。
情報提供をいただいたトレーナーは、ストライク1警告期間中に、ディアルガ伝説レイドで、色違いと実質100%を含む高個体値複数匹のゲットに成功しています。
【ジム、ポケストップのスピンとアイテムゲット】は可能です。
ポケモン捕獲とジム、ポケストップのスピンが可能なことから、デイリーボーナスの「連続ゲット」と「連続スピン」の連続記録は維持できます。
【フレンドとのギフト送信、および、開封】は可能です。
2021年8月3日時点では、「EXレイド」が一時停止中のため、ポリシーページに明記の有る「新しい EX レイドの招待状を受け取ることができなくなる」という事象は発生しません。
EXレイド復活後は、ストライク警告中のトレーナーは新しいEXレイドの招待状を受け取り出来ません。
【GOバトルリーグ対戦】は可能です。
GOバトルリーグからのアイテムゲット、ポケモンゲットについても、通常通り可能です。
また、【チームリーダーとのトレーニング】も可能です。
【GOロケット団】については、「リーダー」と「したっぱ」がポケストップと気球の両方から出現します。
倒すこともできますし、シャドウポケモンのゲットもできます。
「サカキ」と「おとり」については、スーパーロケットレーダーをすでに使用済みで、お持ちでなかったため、検証できていません。
【ポケモンの進化、強化】、【相棒ポケモンとの交流】は可能です。
【ポケモン交換】は可能です。
キラフレンドではないトレーナーとのポケモン交換で、「キラポケモン」になることも確認されています。
キラポケモンにならない、というペナルティは存在しないようです。
【ショップでのアイテム購入】は可能です。
例えば、リモートレイドパスを追加購入して、リモートレイドに参戦することができます。
また、「追加の課金」も可能です。
【ジムバトル】は未検証です。
アタッカーとしてジム攻撃をすること、ディフェンダーとしてジム防衛をすることの両方と、防衛時間が通常通りカウントされ、10分1ポケコイン、1日最大50ポケコインを獲得できるか、が未確認要素です。
【おこうからのポケモン出現】について、「おこう」は通常通り機能します。
「おこう」からは、2021年8月3日時点で開催していた「ウルトラアンロック パート1」の「特別なポケモン、珍しいポケモン」に当てはまる「タテトプス」や「ダンバル」の出現も確認されています。
【ルアーモジュールからのポケモン出現】について、「ルアーモジュール」は「刺せるけれど、ポケモンは出現しない」という状態になります。
今回は検証されていませんが、アイスルアー、ハーブルアー、マグネットルアー、レイニールアーなど、ルアーモジュールが持つ「ポケモンの進化条件」の機能は利用可能なのかもしれません。
また、他人の刺したルアーからもポケモンは出現しません。
【フィールドリサーチ】について、毎晩0時に届く「フィールドリサーチ」は継続して届きます。
ポケストップから新しい「フィールドリサーチ」を入手することも可能です。
フィールドリサーチタスクをクリアすることで、ポケモンとの出会い、アイテムゲットが可能です。
実際のプレイ制限まとめ
主なプレイ要素について、ストライク1警告中のプレイ制限の様子を確認してみました。
毎回の起動時に「黒板」による圧迫を受けるほか、野生ポケモンの出現に大きな制限が発生します。
しかし、それ以外については、通常通りにプレイできるようです。
特に、追加の課金、課金アイテムの購入が可能なことから、タイムチャレンジなどのクリアも狙っていくことができます。
今回、プレイ制限の内容を確認して「意外に、プレイできるものなんだな」と驚きましたが、ストライク1警告を受けたトレーナーの多くは、数ヶ月後に「ストライク2警告」を受けることが多く、その際は「30日間のプレイ禁止」が制限事項となります。
ポケモンGOの過去5年間で、ナイアンティックは、ナイアンティックが認めた、認めていないに関係なく、
「誤BAN」と推定されるストライク警告を発信し続けてきています。
「100万人の位置偽装トレーナーを野放しにすることになっても、真実、不正行為をしていない1人のトレーナーがBANされることのないようにすべきだ」というのは、ナイアンティックの誤BANのたびに交わされる議論ですが、ナイアンティックの基本方針は、
高い精度で不正行為を検知しているため、一度アカウント停止となった決定が覆ることはほとんどない
一部のトレーナーの方に誤ってストライク警告を出したことについて、ご迷惑をおかけし心よりお詫び申し上げるが、ナイアンティックの高い精度で検知した不正行為については解除しないし、引き続き、ストライク警告は出し続けていく
という2点にあるようです。
ちなみに、心からのお詫びを表明しつつ、2021年8月5日までは、補償・補填については事例が確認されていませんでした。
2021年8月5日に出された「お詫びボックス」が、過去5年間における、「誤BAN」に対しての初の補償・補填となります。
同日に出されたナイアンティックの声明は、あたかも「これでこの件は幕引き」とするかのようですが、
2021年8月5日の投稿以降も引き続き「ストライク警告」が継続中のトレーナーもいるようです。
また、ナイアンティックが誤BANと認めたストライク期間だったのか、通常のストライク警告だったのかの線引きが、今回の「お詫びボックス」ということになってしまうので、ストライク警告を受けたのに「お詫びボックス」が届かないトレーナーは、不満というよりも不安のほうが大きいでしょう。
これまでの事例に照らすと、「ストライク警告」を受けて警告期間が明けたトレーナーは、次回の「BANウェーブ」の際に「次の段階」のストライク警告を受けることが多いようです。
今回ストライク警告を受けたのに、「お詫びボックス」が届かないというトレーナーは、「誤BANではないBANだった」ということになり、次回のBANウェーブで「30日間のプレイ禁止」または「アカウントの永久停止処分」を受ける可能性があるということです。
今回やこれまでのストライク警告で、ナイアンティックが標的としていたのは主に「位置偽装」の不正行為ですが、撲滅対象となっている位置偽装は健在です。
それどころか、ネット上にはナイアンティックの対策を逃れて、安全圏からナイアンティックの動きを嘲笑する声が散見されます。
過去5年間と今回のBANウェーブの特徴的な違いは、ナイアンティックのストライク警告が、SNSで発信力のあるYouTuberやいわゆるポケモンGOガチ勢を巻き添えにした上、一般のトレーナーと同じ「テンプレ対応」「無視。対応しない」といういつも通りの対応を徹底したことにあります。
これは、特別扱いをしなかった点が驚きということではなくて、たとえ、ナイアンティックに近しい存在であっても聞く耳を持たない姿勢は変わらないことを内外に見せつけた事例として注目されています。
ナイアンティックはかねてから、自分たちの信念を貫き通すことにかけてはブレない姿勢を見せつけてきています。
今回もお詫びの投稿をするその裏で、「高い精度で不正行為を検知しているため、一度アカウント停止となった決定が覆ることはほとんどない」という不正検知システムが動き続けています。
ストライク警告に限らず、これだけの強気の姿勢を貫き通すのは、ナイアンティックにしか見えていない何かの景色があるのかもしれませんね。
情報をお寄せください
以上、「黒板」こと、ナイアンティックのストライク1警告の発動期間中のプレイ環境はどうなるのか?についてご紹介しました。
もしも、あなたが黒板を受け取ったらこういうプレイ環境になる、という参考情報としてご確認ください。
また、一部、検証できていない点があります。
もし情報をお持ちの方がいらっしゃったら、コメント欄やポケマピ宛てにぜひ情報をお教えください。