2025年、待望のNintendo Switch2が発売され、多くの人が旧Switchからのデータ移行を行っています。
しかしその中で、特にポケモンシリーズに関して「データが消えた」「セーブデータが見当たらない」といった声が一部で報告され、ネット上でも話題となっています。
実際に 20年以上育ててきたポケモンが消えた というショッキングな体験談もニュースサイトで取り上げられ、多くのトレーナーに衝撃を与えました。
https://gigazine.net/news/20250617-pokemon-lost-20-years-nintendo-switch-2-system-transfer/
本記事では、なぜこのようなことが起こるのか、また 大切なポケモンを守るための対策方法 を解説していきます。
- Switch2移行で起きた「データ消失」問題
- まるごと転送とクラウドセーブの違い
- 「消えた」と思っても実は残っているケースが多い?
- それでも「完全消失」のリスクはゼロではない
- 大切なポケモンを守るための対策
- 実際に転送してみた
Switch2移行で起きた「データ消失」問題
SwitchからSwitch2へデータを移行する際には、基本的に 「ユーザーアカウント」「セーブデータ」「ソフト」 がまとめて転送されます。しかし一部のユーザーから以下のような報告が相次ぎました。
•『スカーレット・バイオレット』のセーブデータが見当たらない
•引っ越し作業を終えても、ゲーム内にこれまでの冒険の記録が残っていない
•「数百時間プレイして集めたポケモンが消えた」
実際に長年のプレイデータが移行時に失われた事例が紹介されました。特にポケモンシリーズは、ただのセーブデータ以上に「思い出」や「仲間、相棒」が詰まっているため、喪失感は計り知れません。
◆ まるごと転送とは?
SwitchからSwitch2にユーザーごとに紐づいている情報を移す仕組みです。
公式ページ
https://support.nintendo.com/jp/switch2/prepare/systemtransfers/index.html
•転送できるもの
•ニンテンドーアカウントとの連携情報
•セーブデータ
•ダウンロードソフトの権利
•フレンドリスト
•スクリーンショットや動画(本体保存分)
注意点
•一度転送したユーザーは基本的に元のSwitchでは使えなくなる(完全に移 動)
•microSDカード内のデータはそのまま移らない(改めて差し替えたり再ダウンロードが必要)
•ダウンロードソフトはeショップ(Switch2版ストア)から再DLする必要がある
•セーブデータの一部は「クラウドバックアップ非対応タイトル」がある(ポケモンシリーズなど)ため要注意
まるごと転送とクラウドセーブの違い
まるごと転送
本体同士を通信させて一括でユーザー情報を移す方法。
→ Switch2を買った直後にやるべき基本手順。
クラウドセーブ
(Nintendo Switch Online加入者向け)
セーブデータをネット上に保存して別本体でダウンロードする方法。
→ 対応していれば安全だが、『ポケモン』シリーズなど一部は非対応。
そのため ポケモンのセーブデータはクラウドでは守れない ので、HOMEに預けておくのが現実的な安全策となります。
「消えた」と思っても実は残っているケースが多い?
一方で、ネット掲示板や知恵袋などを見ていると「データが消えた!」と慌てている人の多くは、実際には 消えていない ことが多いようです。
よくあるケースとしては:
1. 別のユーザーアカウントにセーブデータが紐付いていた
→ 引っ越し先のSwitch2で、正しいアカウントにログインしていないとデータが表示されません。
2. クラウドセーブが反映されていないだけ
→ Nintendo Switch Onlineのバックアップ機能を利用している場合、再同期を待つと復元されることがあります。
3. ソフトとデータの混同
→ eショップから再ダウンロードする必要があるのに「消えた」と誤解してしまうケース。
4. ダウンロードコンテンツ(DLC)
→ソフトが(DLC)に非対応のソフトで丸ごと転送のせいと誤解してしまうこともあります。
つまり、本当に完全消失している事例はそこまで多くはなく、ほとんどが設定や確認不足による「見えない状態」になっているだけと考えられます。
それでも「完全消失」のリスクはゼロではない
とはいえ、実際に「スカーレット・バイオレットのデータだけ消えていた」という報告がある以上、油断は禁物です。ゲームデータの移行は膨大な情報をやり取りする処理であり、バグや通信不良などのトラブルが起きる可能性はゼロではありません。
特にポケモンは「ソフトごとのセーブデータ形式」が独特であり、他のゲームに比べてもデータ破損や移行トラブルのリスクが高いと言われています。
大切なポケモンを守るための対策
1. ポケモンHOMEに預ける

最も確実な方法は、 大切なポケモンを事前に「ポケモンHOME」に移しておくこと です。
HOMEはクラウド上で管理されるため、ハードを買い替えてもアカウントさえあればポケモンを取り出せます。
•伝説・色違い・思い出深いポケモンは必ず預ける
•ボックス整理を兼ねて移行作業を行う
こうしておけば「ゲームデータが消えたけど、ポケモンは無事」という状況を作ることが可能です。
2. ニンテンドーアカウント情報を記録しておく
HOMEに預けても、アカウントを忘れてしまえば取り出せません。
•ニンテンドーアカウントの メールアドレス・パスワード
•ポケモンHOMEの ユーザーID
これらは必ずメモやパスワード管理アプリに保存しておきましょう。何かあれば公式に取り合ってもらえる可能性があります。
3. 移行作業は安定した環境で行う
•有線LANを利用できるなら利用する
•移行中は本体を触らず待つ
•バッテリー残量を十分にしてから開始する
ちょっとした不具合が「データ消失」と認識される原因になるため、可能な限り安定した環境での移行をおすすめします。
4. 消えたと感じたらすぐに確認すること
もし「データがない」と感じても、慌てず以下を確認しましょう。
1. アカウントが正しくログインされているか
2. クラウドバックアップを確認
3. HOMEにポケモンが残っていないか
特にポケモンシリーズは、HOMEにさえ預けていれば「完全消失」になることはほぼありません。
実際に転送してみた
私も最近ようやく入手したので実際に丸ごと転送を行いました。結果から言うと問題なくすべて転送できましたので私が行った方法も紹介しておきます。事前厳選、育成済みのポケモンはポケホームに送り、アカウント等は記録しています。
フィルムとSDカードは任天堂公認のものを買いました。結果この2つで1万円弱したのでswitch2+1万はかかると覚えておいてください。

こちらがswitch2。店頭で普通においてありました。田舎の電気店です。びっくりしながら即購入しました。3台ほどありましたがマリカ版しかなかったです。

switch2の初期設定を進めます。


5分ほど進めたら、転送するかどうかの画面になるのでそのまま転送していきます。


ここでSDカードの挿入を勧められるのでこのタイミングでSDカードを入れました。


そのまま進めると途中ニンテンドーアカウントとログインを求められるのでアカウントの記録とスマホは必要ですね。switch側でも準備を進めていきます。




実際の転送にかかった時間は15分くらいでした。

転送が終わったらセーブデータを確認していきます。一番メインのSVもレッツゴーピカチュウまでのデータもの問題なく保存されていました。

DLCかダウンロード版を購入している場合はこのような画面が出ますが、チェックするで再ダウンロードを無料で行え、問題なく起動できます。




ちなみにマリカセットのswitch2ではニンテンドーストアに入ったらダウンロードしますと勝手にでました。

◆ まとめ
Switch2へのデータ移行において、一部ユーザーから『ポケモン スカーレット・バイオレット』のデータが消失したという声が報告されています。多くの場合は「アカウントの設定」や「データの再同期不足」によるもので、実際には消えていないケースも多いですが、それでも完全消失のリスクはゼロではありません。
だからこそ、大切なポケモンは必ずポケモンHOMEに預けて守る ことが最も重要です。また、ニンテンドーアカウントやHOMEのログイン情報を忘れないように管理し、移行作業は安定した環境で行うことを徹底しましょう。

